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学び、気付きのキロク

学べる量は、学びが【目的】or【手段】で大きく変わると思う

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『学べる量は、学びが【目的】or【手段】で大きく変わると思う』、というのは、最近参加したセミナーで強く感じたことです。

 

もともとセミナーや講座は学生の時からかなり参加していました。純粋に新しいことを知ることや、やりたいことができるようになることが楽しいから。だから色々と参加していました。

 

これまでは学ぶことが【目的】でしかなかった

今までセミナーに参加するときは、

「エクセル資料を見やすくしたいな」→エクセル講座へ行こう
「今度スピーチしなくちゃ」→スピーチレッスンを受けよう
マーケティング担当になったけどそもそもマーケティングって何?」→マーケティング講座へ

 

こんな感じで、目の前のにある課題や、知りたい内容のために、勉強会へ参加していました。これでも、講座の内容は身になるし、実際にその日から活かすこともできます。でも、これって結局目の前の小さな課題解決にしかなっていないんですよね。講座を受けるときも、「どうしたらあれがうまくできるかな」と、目の前の課題にしか焦点が合っていません。だから、そこでの学びの量はその講座内だけ。それを明日から活用する。

 

だから、私にとって、エクセルを見やすくすること・スピーチがうまくなることは【目的】でしかありませんでした。

 

目的は見つめ直すと【手段】に変わる

活用するだけいいのかもしれませんが、これってもったいなかったかなと思うんです。というのも、先日参加したセミナーの中で『目的をはっきりさせる』ことを繰り返し強調されました。そしてこの目的は、自分の『快』でなくてはいけない、と。目的は考えると思わずニヤけてしまうような、そのくらい快いもの、心地のいいものにした方がいい。例えば、モテたい、評価されたい、誰かに勝ちたい、年収をあげたい

 

そんな欲望むき出しの、叶ったら本当に嬉しいもの。想像したら思わずニヤけてしまうもの。そんな目的を考えると、「エクセル資料を見やすくすること」「スピーチがうまくなること」は目的でなく、【手段】になるのかなぁ、と。

 

エクセル資料を見やすくして、例えば、自分の成果をはっきり伝えて『評価されたい』。上手なスピーチをして、『周りからすごいと思われたい』。これが本当の目的だったんだと、今振り返ると気付かされます。

 

これを聞くと、「どんだけ目立ちたいの(笑)」「はいはい、意識高いね(笑)」と思われてしまうかと思います。でも、ヒトの本音ってこんなもんですよね。それに目的をいちいち誰かに話すこともないので、ここは正直になった方がラクだなぁと思いました。

 

目的と手段の大きな違い

学ぶことが【目的】のときは、その学びがゴール。でも、それが【手段】になれば、ゴールはもっともっと先のものになります。本当の目的を達成するまで、その学びは活かされ続けますし、本当の目的を達成するまで、学びは熟成され続けます。

 

学ぶことが目的でなく手段になったとき。それは視点がひとつ上がることも意味していて、純粋に見えてくるもの、得られるものもずっと幅広くなる。なぜなら、そのスキルを得ることが目的じゃないので、色んなエッセンスが自然と入ってくるようになる。そんな気がします。

 

学びはじめるとき、快い目的を明確にするだけで、学びは【手段】となり、そこから学べる量はグッと増える。ただ、自分に素直になる。こんな簡単なことでたくさんのものを得られるようになるんだと。当たり前なことなのかもしれませんが、すごく大切なことだし、結果としても大きな差が出るように感じました。